20年以上前から専門看護師が活躍している米国の看護システムを参考に 1995年から認定審査が始められました。
専門看護師とは、「特定の専門看護分野において優れた看護実践能力がある」と認められた看護師のことです。
2005年5月時点、日本看護協会が特定している専門看護分野は
①がん看護、
②精神看護、
③地域看護、
④老人看護、
⑤小児看護、
⑥母性看護、
⑦成人看護(慢性)、
⑧クリティカルケア看護の8分野です。
専門看護師の資格は、看護系大学大学院修士課程を修了していること、しかも特定の専門看護分野で規定の単位を取得していることが認定審査の条件になっているため、取得できるナースはかなり限られてきます。2005年5月現在、8分野の合計で専門看護師の登録者は102人しかいません。
優れた実践能力を持つ専門看護師
専門看護師の役割としては、まず患者さんやその家族あるいは集団に対して、質の高いケアを実践することが求められます。
とくに、解決が難しい問題を抱えて苦しんでいる患者さん・家族に対して、よりよい療養生活が送れるように倫理面にも配慮しながら援助することは重要な仕事の一つです。
さらに、スタッフナースをはじめケア提供者の相談に乗り、必要なケアがスムーズに行われるために保健・医療・福祉分野に携わる人々をコーディネートする役目もあります。また、優れた人材を育成するための教育・研究に携わることも求められています。
なお、専門看護師の資格は、高い水準の知識と技術を維持するために5年ごとに更新しなければなりません。

