2003年末現在、助産師として働く看護職は、全国に2万5724人います。助産師の資格は、看護師・保健師とは異なり、女性に限定されています。そのため・現在のところ男性の看護師が助産師資格を取得することはできません。
助産師は自分で助産院を開業できる権利がある
助産師の仕事は、妊娠している女性の世話をしたり、相談に乗ったりしながら妊娠期を支え、正常な出産の場合には、助産師が主体となり、妊婦のお産をサポートすることです。
最近は、このような本来の役割を期待し、助産師が妊娠期から出産後までトータルにケアする「助産師外来」を設置する病院も少しずつ多くなってきました。ただし、助産師は産科機器や薬剤を使用する事が法律で認められていないため、帝王功開などの異常分娩の場合は医師の補佐役として働くことになります。
また、助産師には開業権があります。つまり、自分で助産院を開くことができるのです。ここが他の看護職とは大きく違うところですが、現在のところ、その数は全体のわずか2.8%(723人)に過ぎません。助産師の約70%が病院に、約17%が診療所に勤務しています。
しかし、「自然なお産をしたい」女性たちが助産院や自宅での出産を希望するようになったこともあり、近年では30~40代の中堅層を中心に開業する助産師も出てきています。
一方、助産師はリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖の健康)のにない手て、妊娠中の女性だけではなく、思春期や更年期の女性への援助が期待されています。
さらに、子どもの虐待や異性間暴力の予防における中心的メンバーとしても注目を集めています。

