保健師になるには、保健師の養成機関を卒業した後、厚生労働大臣が行う国家試験に合格しなければ免許が交付されません。
2003年末時点、保健師として働く看護職は、全国に4万5976人います。そのうち男性は、1186人です。保健師の資格は女性にずっと限定されていましたが、1993年から男性にも認められるようになりました。
地域で暮らす人々の心と体の健康を守る仕事
保健師の仕事は、赤ちゃんからおとしよりまで地域で暮らす人々の心と体の健康を守ることです。そのため、保健所や市町村などの公的機関で公務員として働いている保健師が全体の約65%を占めています。
保健所に勤める保健師たちは、乳幼児健診を通して子どもが健康に成長していることを確認したり、がんや糖尿病などの生活習慣病を早期に見つけるための成人健診を行ったりしています。近年、大きな問題になっている幼児虐待の早期対応についても母子保健の知識を持つ保健師への期待が高まっています。
さらに自宅療養する高齢者や病人、新生児がいる家庭を個別訪問して生活相談に乗ったり、ケアの方法を指導したりすることも保健師の大事な仕事の一つです。市町村に勤務する保健師も保健所同様に、地域住民の健康を守るために働いています。
そのほかの働く場所として病院や診療所、企業 (事業所)、介護施設、訪問看護ステーションなど、保健師が活躍する場は広がっており、とくに高齢者を対象にした在宅ケアのにない手としての活動がめだってきています。
また、保健師の資格があれば養護教諭2種免許が取得できるため、養護教諭として学校の保健室で働くこともできます。
・4年制大学は看護師と保健師の受験資格が同時に得られる
保健師の養成機関としては4年制大学、専修学校専門課程、短期大学の専攻課程があります。4 年制大学の場合は、卒業時に看護師と保健師の国家試験受験資格が同時に得られます。
保健師養成機関の多くは看護学校の上級コースとして設置され、1年制(法律では6か月以上)です。そのほか単独の保健師学校もあります。

